『明日への遺言』
2007年 日 本
監督・脚本 小泉堯史
脚本 : ロジャー・パルバース 原作 大岡昇平
主演 藤田まこと ロバート・レッサー
フレッド・マックイーン リチャード・ニール
富司純子
1945年、横浜地方裁判所。東海軍司令官だった岡田資中将(藤田まこと)は、戦時下空襲の際パラシュートで降下してきたアメリカ兵を捕虜として扱わず処刑したとして罪を問われていた。しかし、戦時下の為《略式裁判》の正当性を訴え反対にアメリカの無差別爆撃の正当性に疑問を投げかける。その上で、自分が命じた命令すべての責任は自分にあると主張。それは岡田中将の戦犯としての処刑を意味していた・・・
戦後、たくさんの戦犯裁判がある中、堂々とアメリカの無差別爆撃の非人道性を指摘し自らの責任をとって【戦犯】として処刑された岡田中将の清廉な生き方を描く。
当時、多々あった戦犯裁判の中、部下に罪をなすりつけた軍人達も多く(オーストラリア映画 『アンボンで何が裁かれたか』-1990年製作-もそんな人達を描いた映画の一つ)岡田中将の清い態度は、アメリカ人達にも一目置く存在になったという。
自分の保身に終始し、《人間は自分の事が一番大事だ》と思う事は実に簡単だ。反対にその為に迷惑を被る側も、《人間ってこんなもんさ!》と吐き捨てるのはもっと簡単だ。
たぶん、
《ライオンが腹が減ったからシマウマを食べる⇒ついでに書くとライオンは空腹になると子供の食べ物まで横取りするらしい(~へ~;) 本能って恐ろしい~》
《カッコウは別の種類の鳥の巣に卵を産み落とし、その鳥に育てさせる。⇒ついでに書くとカッコウのヒナはその巣のヒナが孵化すると巣の下に蹴落とすらしい(~へ~;) ホントに本能って恐ろしい~》みたいな人間の本能なのかもしれない。
しかし、その一方で《人間はそれでいいのか?》と疑問を持ち続けている生き物でもある。岡田中将のように清い生き方は難しい。しかし、岡田中将のように清い生き方を理想として生きる事ができる。
それが、人間と動物の違いなのだ。
岡田中将のような生き方は実に難しい。しかし、この映画を見たほとんどの人は《理想とする生き方》だろう。それは、なかなかできる事ではない。
誰にもまねはできないが《理想とする生き方》を目指すのも人間の本能なのかもしれないと思う。
《理想とする生き方》をする岡田中将にそれができない私にはうらやましくとてもできないと思うし、単なる理想じゃんっと批判する人もいるかもしれない。でもそれも人間の本能なのかもしれない、と思うと人間って悲しい。
| 固定リンク | コメント (0) | トラックバック (0)















最近のコメント