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2005.05.01

『大統領の理髪師』 4月27日(水)観賞

2004年 韓 国
監督・脚本 イム・チャンサン
出演 ソン・ガンホ ムン・ソリ リュ・スンス イ・ジェウン ソ・ビョンホ         

dairihat 1060年代・韓国圧政の時代。大統領官邸のある孝子洞に住むソン・ハンモ(ソン・ガンホ)は町の床屋さん。やがて、助手だったキム・ミンジャ(ムン・ソリ)との間に長男ナガン(イ・ジェウン)も生まれ、平凡に暮らしていた。ある日、独裁政権当時の大統領の警備室長に認められ《大統領の理髪師》と して町の有名人に。しかし、ある日北朝鮮武装ゲリラが侵入、そのメンバー達が下痢だった為、政府は韓国内の下痢になった国民を北朝鮮スパイと接触したとして捕 まえ自白書に署名したものは死刑にされた。ところが、ある日、息子のナガンが下痢に襲われ、ハンモの失敗から政府に連れて行かれ行方不明になってしま う・・・

m050150c 前半、ハンモの大統領への忠誠ぶりが描かれるが、やがて子供が政府のおかげで行方不明になり、そんな状態になっても側近にワイロを渡すだけで大統領に直訴する訳でもなく、ただただ泣くだけってのがよくわからない。当時の独裁政権のひどさを知らない日本人にはこの状態が理解できない。同じような映画で『インナーサークル・映写技師は見ていた』はソ連のスターリン政権・『ソフィの選択』ではナチスの独裁などは有名だったのでよく理解できたが、この映画の独裁政権の怖さは伝わってこない。お隣の国・韓国の歴史を知らない日本人にも問題があるのだろうが、ハンモの態度も呑気すぎだろう。あれだけ親しいんだから子供の事を直訴してもいいのでは?それもできないほど朴大統領は恐ろしかったのだろうか?(たぶん、そうなんでしょう。)

m050150b下痢でスパイを見つけるとか拷問でダンスをする場面とか、物語はいたって寓話的だ。韓国の国民達の悲劇を《大統領の理髪師》ハンモの悲劇を通して、韓国の人々受難を振り返るいい機会になったのだろう。劇的な韓国の圧政時代を《どう生きてきたか》を振り返るのにはとてもいい映画だと思う。寓話的に描かないとあまりに現実がリアルでこれほどのヒットはしなかったのではないか。

でも、単に寓話として描く訳にもいかない。《リアルな寓話》この物語を通して韓国の人々何を学んだのか、日本人にもそれが必要な気がする。

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受信: 2005.06.17 15:07

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